決断しきれなかったAU

今月発売予定のスマートフォンIS03以降、auスマートフォンを中心にSkypeを搭載することを決めています。
これが今までのモバイル版Skypeと異なるのはいわゆるデータ通信網を利用した通信ではなく、回線交換も利用すること。そのためデータ損失による音質低下を最小限にすることができます。

今回発表されたSkype auの料金ですが、基本的にSkype間とSkype au間は無料だけど、その他の一般の電話などには接続できないという妥当な範囲となっています。

つまりauは、Skype au間は24時間通話無料と言うことでSoftbankに立ち向かうということになると思います。Skype auが広まれば、Softbankの午前1時から午後9時まで通話無料に対してアドバンテージが出てくるものと思われます。

一方で、Skype auは接続などのためにデータ通信が必須です。ですからこれを利用するとパケット通信は簡単に月額最大までいくでしょう。データ通信契約をしなくても利用できるSoftbankの通話無料に比べると敷居が少し高いかもしれません。

さて、この無料のSkypeですが、開始から1年間の暫定料金となっています。つまり来年になれば従量課金をするかもしれないという余地を残したものです。1年間どのような使われ方をするかわからないという不安があり、『無料です』と言いきる決断はできなかったようです。

「Skype au」の料金体系発表