DCMXがとても使える。新料金プランでゴールドカードが無料に?!

4年ぶりの更新、その間モバイルの業界は大きく変わりました。
そんな中、ドコモユーザーが見逃せないのがDCMX GOLD。このカード、多くのゴールドカードと同様に年会費が10000円(税別)なのですが、ドコモの利用者はこのカードを持っているだけでゴールドステージにステージアップします。このゴールドステージでは、利用額の10%分のドコモポイントがもらえます。

新料金プランでシェアパック10を契約している場合、おおよそ最低でも12500円(税別)を支払うことになります。これで1200ドコモポイントがもらえることになります。これが1年続くと14400ポイントに。そう、持ってるだけで年会費以上のドコモポイントがもらえるのです。他にも家族カード1枚は年会費無料など色々特典があるDCMX GOLD。シェアパックの主回線を持ってる方にオススメな1枚です。

DCMX改悪へのカウントダウン マイドコモで変更する?

12月16日からドコモのDCMXで付与されるポイントが100円1ポイントから200円1ポイントに半減されます。以前書いたように、それでも年間50万以上利用するようなメインカードとして利用している場合はさほど影響もないですが、ドコモの料金を支払っているだけのような方は楽天カードのように100円で1ポイント付与されるようなカードに変更することも検討すべきかもしれません。

ドコモの料金支払いカードの変更は、マイドコモの「各種お申込・お手続き」から「ご契約内容確認・変更」に入ると簡単に変更できます。

【過去記事】ドコモの料金をDCMXで払うのはもうやめる?(DCMXポイント改悪?!)

問題はiDでDCMXを利用している場合ですね。iDに対応しているカードで100円で1ポイント付与されるような魅力あるカードがないんですよね。楽天EDYに注力しがちですが、楽天市場では2週ほど前から一部店舗でiD決済が利用できるようになったので、楽天カードがiD対応するのも夢物語ではないと思います。

DCMXの変更点
ドコモのiD、楽天市場で利用可能に

YouTube、NHK番組の無料配信スタート

NHKが一部の番組(ダイジェスト含む)のYoutubeでの配信を開始しました。しかしこの取り組み、ここで興味を持ってもらってNHKオンデマンドへ誘導するということも含まれているようですが、Youtubeで無料で公開されるものとNHKオンデマンドで有料で配信されるものはNHKのさじ加減というところが腑に落ちない感じもします。

記事によると語学番組や幼児番組などはNHKオンデマンドで公開してもあまり見られなかったら、無料でもニーズがあるならこういうところで出して広告収入を稼ぐという感じのようです。しかしこれも行きすぎると民放の反感を買うでしょう。できることならYoutubeでの広告収入で受信料をなくすというところまで行ってくれると(笑)。

このことはNHKの莫大な過去の資産をどう利用するかということにつながってくるのだと思います。この流れが今後どのように変化していくのかに期待したいと思います。

NHK番組コレクション
YouTube、「NHK特集」などの放送番組を無料配信

iPad2はもう間近? 〜「iPad for everybody」キャンペーンスタート

今日から「iPad for everybody」が開始されました。これはソフトバンクが行っている月月割の額が増額され、総支払い総額が下がるというものです。iPhoneで同様のキャンペーンが行われると次期モデルの発売が近いとも言われるので、そろそろiPad2の登場もカウントダウンと言うところでしょうか?噂ではカメラが搭載されてFaceTimeが使えるようになるという話も聞こえてきますね。

さて、この「iPad for everybody」ですが『iPad Wi-Fi+3G(16GB)』が実質0円と表記されています。この実質0円とはなんでしょうか?
iPad Wi-Fi+3G(16GB)』は販売価格が58,320円。ケータイと同じように24回払いと言うことができますのでその場合は月額2430円となります。それに対してソフトバンクが提供する毎月の割引『月月割』の割引額が2430円。つまりこの額が等しいことから『実質0円』ということになります。ただ月月割は毎月の通信料から引かれるもので『端末の分割支払いには適用されるものではない』ということです。ですからiPadを一括払いで購入した人は2295円で利用できることになります。『iPad Wi-Fi+3G(16GB)』を分割払いで購入する人は4725円になります。

月4725円×24ヶ月+事務手数料2835円=2年間合計116,235円でiPadと2年間通信使い放題。iPad2がでても嫉妬しない自信がある人にはお得なプランかもしれませんね。

ちなみにWi-Fi版のiPad(16GB)は48,800円です。あんな重いデバイスは外で使わないという人は結果的にはこちらの方がお得かもしれません。

iPad Wi-Fi+3G(16GB)が実質0円に――「iPad for everybody」キャンペーン

ウィルコム定額のしたたかな罠

ウィルコムが定額通話サービスを始めることを発表したことは昨日も書きましたが、今日はもう少し掘り下げて見たいと思います。

現状のウィルコムは加入者が減少し続けていて資源が余ってる状態です。また昔はデータ通信定額で名をはせたウィルコムも現在のケータイの速度とは比較にならず、今のところ一般向けのデータ通信加入者の伸びは期待できない状況です。PC持ち歩きではなくてスマートフォンを持つことで用が足りている人も多いですからね。そのような状況の中で加入者増を目指して打ち出してきたのが「だれとでも定額」です。

ソフトバンクの支援で再スタートを切るウィルコム、もう宣伝もソフトバンク流です。たぶん広告の絵だけ見たらソフトバンク?と思う人は多いでしょう。

さて、この誰とでも定額ですが、基本料に980円を支払うと『10分以内の通話を500回できる』という野心的なプランです。昔から印象深い固定電話で市内通話の「3分10円」で換算しても、1回40円×500回だと2000円になります。いかに安いかがわかると思います。ではなぜこのようなプランを提供できるのでしょうか?

正確なデータはないので憶測ですが、恐らくモバイルの電話の用途として「短い通話」と「長い通話」に結構分かれるのではないか?と思います。つまりほとんどは短い時間で用が足りる、恋人同士など自宅で話すときは極端に長く話すというようになっているのではないかと思います。これは多くの方のケータイをお使いの方も納得できるのではないでしょうか?
そして長い電話をするにしても、恋人に9分ごとに切断して再度接続するコールは多くない(もしくは10分超えて通話してくれる)でしょう。いやよほど相手の懐を心配してくれる女性ならそうしても許してくれるかもしれませんが、好きな人にそれをしたらけちな奴と思われるでしょうから一旦切断なんてしないような気がします(笑)。

さらに、加入者が増えていけばウィルコム同士の通話が増えて他社への支出は0に等しくなり、他社から電話を受ける数が増えて、アクセスチャージで稼ぐことができる(これはソフトバンクモバイルが今やっていることそのもの)という循環を生み出すことができます。

このプラン、沖縄や北海道などでテストをしてきているんですが、その結果として、『定額加入者×980円より他社へ支払うアクセスチャージ(と、もらえるアクセスチャージの差額)が少なかった』という事実があるということだけは言えるのだと思います。全ての人がauとドコモ宛てに9分59秒で切断する通話を月500回したらウィルコムはやっていけないでしょう。

結局のところ『10分間の電話を500回できる』というのは宣伝文句としてはユーザーの心に響くけど、大半の人はそれほど使わないとみている証拠ですね。1日17回10分間電話しますか?(合計170分=2時間50分/day)

今でも学生や恋人の間ではウィルコム同士通話無料にひかれて持っている人が多いようです。auは指定番号だけですし、ソフトバンクは21:00〜1:00は無料ではないですからね。Skype auなら・・・どうなるでしょうか?

基本的にはビジネスユーザーが中心になるのではないかという気がします。会社や顧客に教える番号としてはこれほど便利な番号はないような気がします。ただ昨日書いた通り、新たに加入する方は本当に2430円2台目を持つのと、今のケータイの料金プランを眺めてどちらがいいかを少し冷静に考えた方がいいと思います。端末も実質0円であってもただでもらえるわけではないですからね。

ウィルコム反撃への一歩、「だれとでも定額」発表

ウィルコムが再生への一歩として、月額980円で1回10分までの通話が月に500回まで無料となる「だれとでも定額」を発表しました。月に500回といえば1日16回は通話できることになるので長電話ではない利用としては持ってこいと言えそうです。しかも(プランに依りますが)ウィルコム同士は通話無料ですからね。プライベートはもちろん、プライベートととは切り離して、仕事用に1回線持っておくにはよい回線かもしれませんね。

プランとしては、新ウィルコム定額プランS(月額1450円)と組み合わせて利用することになりますので、合計で2430円。ドコモのプランSSを利用している場合、30秒当たり21円ですからおおよそ58分の通話料に相当します。タイプSSバリューからタイプMバリューに変更するには+1645円。無料通話分は25分から142分に。2430円−1645円=785円で通話できるのはおよそ26分。2430円で利用できる通話分は合計すると168分になります。

ということで2430円を支払ってもう1台持つか、今持っているケータイのプランを上げるかはそれぞれのライフスタイルや友人の持っているケータイに依存しそうです。

「だれとでも定額」について
ウィルコム、他社携帯・固定宛も通話定額の「だれとでも定額」

おとなも半額

結局ReaderもGALAPAGOSもiPadとkindleに勝てない悲しさ

ここ数日で電子書籍に関する話題が多くなってきましたね。SonyのReaderとSHARPGALAPAGOSSONYのReaderは電子ペーパーを採用しているのでKindleに近く、GALAPAGOSは液晶カラーディスプレイなのでiPadに近い印象です。

SONY Reader

  • 5インチディスプレイ搭載「Pocket Edition」(PRS-350)2万円程度
  • 6インチディスプレイ搭載「Touch Edition」(PRS-650)2万5000円程度

SHARP GALAPAGOS

  • 10.8型「ホームモデル」5万4800円(Web直販のみ)
  • 5.5型「モバイルモデル」3万9800円(Web直販のみ)

まずReaderに関しては、デザインはなかなか印象が良く、カラーバリエーションも豊富で好感が持てます。ところが、通信機能はWi-Fiも含めて一切なし!。Windowsとつながないとコンテンツが増えません...。この時点でもう終わっているとしか言えないですね。Kindleが3Gを載せたものまであるのと比較すると悲しくなります。最低限Wi-Fiを載せて上位機種で19800円ぐらいでないと広く普及するのは難しいと思います(音楽機能は省いていいから)。

次にGALAPAGOSですが、こちらはWi-Fiを搭載しています。54800円という価格はiPadの16GBと32GBの間ぐらいの価格です。そして765gという重さはiPadWifiモデル(680g)はおろか、3Gモデル(730g)より重くなっています。iPadは9.7インチですから1インチサイズが大きいとはいえ、重さに対する不満が多いiPadよりも重いというのは書籍専用端末としてはいかがなものでしょうか?名前がホームモデルということなので重くて持ち出せませんと公言しているようです。
モバイルモデルはGALAXY Tabの7インチ382gよりさらに一回り以上小さい形状となっています。ここまで小さくなると電子書籍端末としては微妙なサイズで、4インチのスマートフォンより少し大きい程度であることからスマートフォンにさらに専用端末を持ち歩いてまで利用したいか悩むことになりそうです。

結局この2つの端末を買わないといけない人は、現状日本の端末のみに囲い込まれたコンテンツがどうしても欲しい人に限られる気がします。現状日本のコンテンツはiPadKindleにはほとんど提供されていません。どちらも専用のプラットフォームを利用するものでそこに高額の利用料が落ちるのを好ましく思っていないコンテンツホルダが多数いると言うのが現状だと思います。ただユーザー視点で見れば多くの端末で末長くコンテンツが利用できることを期待しています。GALAPAGOSのようにDRMで1台の端末に限ってがちがちに固めたものはSONYが音楽で失敗したATRACを思い出させます。Kindleに関して言えばAmazonから購入したものは複数のKindle端末(アプリ)で見ることができます。

コンテンツが私たちの欲しい端末で出てこないときはどうしたらいいか?それは音楽でも試されたことですが、消費者がその端末を購入しないことです。音楽ではWalkmanの失敗のおかげでAppleのプラットフォームに楽曲が出てくるようになりました。

今回の電子書籍でも同じことが起きることを危惧しています。Appleのプラットフォームに牛耳られる姿は好ましくないと思っています。ただその対抗馬として日本から発売される端末がこの程度で、配信プラットフォームもコンテンツの囲い込みに頼っている姿は決して健全ではありません。

とにかく今回の発表でユーザーはがっかりし、1年後のブラッシュアップを待つかiPadにコンテンツが出てくるのが先か考えて、現行機にはお金を出せないでしょう。とにかく早く力強いプラットフォームとそれに連動した魅力的な端末が出てくることを願ってやみません。

ソニー、電子書籍端末「Reader」を日本で12月10日に発売
シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」を12月10日発売
量販店店頭では購入できない!? 「GALAPAGOS」の思い切った販売戦略
GALAXY Tab SC-01C