iPadがもたらすメディア革命

iPadがついに発売されましたね。iPhoneiPadのメリットの1つはコンテンツ提供者が多く参加していることだと思います。つまりAppleは『場』を提供しているわけですね。もちろん端末も魅力的ですが、やはりこの場と言うかプラットフォームが魅力的なのだと思います。
その1つとして、産経新聞のアプリがあると思います。iPhone(iPod Touch)版に産経新聞のアプリがあるのですが、これがなんと現在は無料で提供されています。紙面のほとんどが無料で見れるというのは非常に画期的な試みだと思います。
さてその産経新聞ですが、iPadの発売に合わせて「産経新聞HD」の提供を始めました。やはりiPhoneと異なり大画面かつ高精細であれば料金をとるに値すると考えたのでしょう。価格ですが、産経新聞(配達)の場合、東京では2950円/月ですが、「産経新聞HD」は1500円での提供になるそうです。なかなかいい値付けではないかと思います。ただ世の中には広告を期待している人もいるので、顧客の位置情報にあわせて地域で配布する電子化された広告を一緒につけられるとさらに面白そうですね。
新聞の電子化と言えば、ちょっと前に日経が電子版を始めましたが、紙面購読者には+1000円で利用できますが、電子版単体では紙版を購読するのと変わらないという既存ビジネスモデルを維持したものとなっていてあまり魅力がないのですが、今回の産経新聞HDの成否が今後の新聞のあり方に一石を投じることになるのかもしれません。

iPadアプリ「産経新聞HD」提供開始、高精細な紙面が閲覧可能、月額1500円

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