iPadは3G版とWi-Fi版のどちらがお得か?

さて8日(土)にiPadの価格と販売方法について発表がありました。土曜日の発表というところに最後までAppleとの交渉や価格設定がぎりぎりのものであったのではないか?と想像させます。

今回、携帯電話回線(3G)を利用するiPadについてはソフトバンクが取り扱うことになりました。しかし米国を含むほとんどの国でSIMロックフリーで提供されるのに対して、日本ではソフトバンクSIMロックがかかった状態で出荷されるということで、残念に感じている人も多いのではないでしょうか?

Wi-Fi無線LAN)を利用するタイプは家電量販店で販売されるとともに、ソフトバンクでも取り扱うそうです。Wi-Fiタイプもソフトバンクの分割が利用できますが、これまでの携帯と異なり6.0〜8.5%の金利がかかるのであまり選択される方はいないのではないかと思います。恐らくヨドバシカメラなどの家電量販店では現金購入の場合5%のポイント付与などはあると思いますので、ポイントが付与される店での一括購入がお得でしょう。

気になる端末価格は、以下の通りです。
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発売日:2010年5月28日(金)
料金プラン:以下の3タイプが提供されるそうです。

iPad専用)データ定額プラン

月額4410円+ウェブ基本料:315円=4725円
iPad向け月月割:1500円
差し引き3225円で利用できます。これにソフトバンクWi-Fiスポット(i):490円が付与できますが24ヶ月無料なので恐らくほとんどの人が利用することになると思います。ソフトバンクとしても少しでも3G回線の負荷を減らしたいですから無料提供ということなのでしょう。
なおこのプランですが、2年契約(自動更新)となっているので更新月以外に解約すると9,975円がかかります。

iPad専用)プリペイドプラン(1GB)

4410円で有効期限は30日、チャージするごとにウェブ基本利用料(P)315円がかかります...。
有効期限内はソフトバンクWi-Fiスポット(i)が無料で利用できるそうです。

iPad専用)プリペイドプラン(100MB)(7月1日より提供)

7月1日より提供予定。1510円で有効期限は30日、チャージするごとにウェブ基本利用料(P)315円が必要。上限100MBということで回線の維持を目的に利用することを想定しているのではないかと思います。

米国ではAT&TiPad向けにプリペイドデータ通信プランを提供していますが、『長期契約は不要』で、通信量250Mバイトまでで月間14.99ドル、無制限で月間29.99ドルであることを考えると割高な印象です。

さてWi-Fi版と3G対応版のどちらを購入するかですが、16GB版で比較すると、両者の価格差は9520円あります。iPadを日常のライフスタイルにどう取り込むかですが、既にiPhoneを利用している人も多いでしょうし、あの大きさのものを持ち歩いて使うかどうかは疑問符がついている方も多いのではないでしょうか?
ソフトバンクの3G回線を利用して使いたい人はともかく、汎用性などを考えるとWi-Fi版を家電量販店で一括購入してポイントをもらい、外で頻繁に使いたくなったらイーモバイルのPocket Wi-Fiを利用して使うぐらいの方が気軽な感じがします。おそらく現在iPod TouchイーモバイルがPocket Wi-Fiのセット販売をしているように、iPadについても同じことをしてくるでしょう。端末の価格差が9520円あることを考えれば、パソコンでも使えるPocket Wi-Fiとのセットの方が魅力的に映る可能性もありそうです。(もっと言えば、1年待って来年の進化に期待するのもありかも(^^;)

iPad 販売価格一覧表