ドコモ純増数1位はiPhoneのおかげ?! 〜2月の携帯事業者別加入者純増数〜

2月の各キャリアごとの新規純増数が発表になりました。今回はドコモが1位ということで、2009年7月以来、7カ月ぶりの首位となりました。
今回の要因の1つが1月末でキャンペーンをいったん終了し、2月から新たなキャンペーンを開始した『iPhone』にあることは間違いないでしょう。使い始めたらパケット定額の上限にすぐに到達するということはわかっていても、使わない月もあるだろうからその月はパケット料金を抑えたいという考えをする人は少なくないと思います。そのような観点からiPhone購入を躊躇した人も少なくないのではないでしょうか?

さて、3月、4月の学生を対象とした大商戦期にさすがにこれではまずいと考えたのか、早速新たなプランを登場しました(笑)。
(これを迅速な経営判断と思うか、滑稽だと思うかは人それぞれでしょう。分かったことは、iPhoneという魅力ある端末であっても料金次第で売れ行きは大幅に変わるということだと思います。)

新しく発表されたプランは『標準プライスプラン』といいます。これが「標準」かどうか私は知りません(笑)。

標準プライスプラン

http://mb.softbank.jp/mb/iphone/price_plan/standard_price_plan/img/fig_news_01.gif

このプランでは1月まで行われていた「iPhone for everybody」と同じく1029円から最大4410円の2段階パケット定額制となりました。さすがに「Wi-Fiバリュープラン(i)」と全く同じにしては意味がないということで、今回のプランではiPhone 3GS 16GBが実質0円ではなくなりました(実質負担額480円/月:総額11520円)。また「iPhone for everybody」と異なり「BBモバイルポイント」への無料アクセス権が付いてきません。

iPhone発売時から今までを見てみると、
iPhoneで通信トラヒックが激増してつらい』⇒『Wi-Fiアクセスポイントを無料開放してトラヒックを流そう』⇒『思いの外、パケット上限まで使う人がいないので最初からパケット上限のプランに戻そう』⇒『ん、加入者が増えない』⇒『でも簡単に前には戻せない』⇒『2段階パケット定額制にするがWi-Fi無料は付けずに端末の割引も減らそう』
というような流れを少し感じます。

これでiPhoneを購入する際のプランが3種類となったわけですが、当然ソフトバンクとしては「Wi-Fiバリュープラン(i)」の方を販売したいはずです。さてiPhoneを一括払いで販売している携帯ショップは、明日からどのプランを推奨してくるのでしょうか?

標準プライスプラン
2010年02月契約数(TCA)

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