スーパーボーナス月月割の謎に迫る

何かと分かりにくいと言われる携帯の料金ですが、最もわかりづらいのはイーモバイルソフトバンクではないかと思います。今回は昨日のiPhoneの話と絡めてソフトバンクの料金についてです。

ソフトバンクの携帯を契約する上で欠かせないのが『新スーパーボーナス 月月割』です。機種ごとに個別に設定された額を毎月の利用料金から割り引くというもので、ソフトバンクの携帯を購入する場合は一部の例外を除いて基本的にこの契約となります。

最近の携帯は24回払いで購入される方も多いと思いますが、この機種代金の分割支払い金が1920円で月月割の額が1920円という場合、この2つの差額が0円なので、これを『実質0円』と言います。(今現在のiPhone 3GS 16GBがこれに相当します。)

ポイントは、

  • 機種代金の分割支払い額には適用されない
  • 契約後3ヶ月目から割引になる
  • ホワイトプラン基本料金(980円)はこの割引の対象外である
  • 割引期間は24ヶ月(24回)

という点です。

『機種代金の分割支払い額には適用されない』

この月月割は基本料金以外のオプション代金や通話料に対しての割引ですので、分割の機種代金に充てることはできません。ですので毎月の支払額が分割機種代金以下になることはありえません。
例えば分割機種代金2980円、月月割2980円というケースがあった場合(実際にはないのですが例です)、毎月の支払額が2980円以下になることは絶対にないのです。
このため実際に支払い額が0円になるわけではないので『実質0円』などの表示となります。(ちょっと卑怯な気がしますが...。)

『契約後3ヶ月目から割引になる』

月月割は契約後3月目からの割引となるため、契約後2ヶ月間(正確には料金の締め日の関係もあるので2ヶ月よりは短いはずです)はこの月月割の恩恵を受けることができません。ですので契約から2ヶ月間はすごく高く感じます。

利用料金に対しての割引ですので、あまり利用しない方にとっては月月割の割引額まで利用せずに無駄にしてしまうことも考えられます。逆にパケットし放題などに加入して積極的に利用される方にとっては無駄になることはありません。

月月割

http://mb.softbank.jp/mb/price_plan/3G/super_bonus/img/fig_pln_reasonable-plan.gif

ホワイトプラン基本料金(980円)はこの割引の対象外である』

実は2009年8月18日まではホワイトプランの基本料金も月月割の対象だったのですが、現在は対象外となっています。ですのでこの980円も毎月必ず支払う必要があります。

月月割の割引対象

http://mb.softbank.jp/mb/price_plan/3G/super_bonus/img/fig_pln_pay-discount-image.gif

最後は『割引期間は24ヶ月(24回)』という点について。

月月割は3ヶ月目から26ヶ月目までの24回。それ以降は月月割がなくなるので毎月の支払額が知らぬ間に(?)増えることになります。ただし携帯を分割購入している人は同じタイミングで支払いが終了するため、あまり負担を感じない人もいると思います。
ここで割引が終了するので、機種変更を考えたりドコモやauナンバーポータビリティーしようかな?と考える一つのタイミングになると思います。

さて携帯を分割ではなくて一括で購入した人はどうなるのか?ということですが、この場合も問題なく月月割のサービスが受けられます。
これを利用した契約で一時期流行したのが、いわゆる「スパボ一括」です。

次回はスパボ一括や0円携帯、8円携帯について書きたいと思います。