ウィルコム前途多難

今週の話題といえば、企業再生支援機構ウィルコムの支援決定を延期したことではないでしょうか?簡単にいえば、XGPへの投資に多額の費用が必要でそのお金がないというのが今の状況で、それをいったん今の株主(カーライル、京セラ、KDDIなど)から切り離して、ソフトバンクアドバンテッジパートナーズ企業再生支援機構中心に再建をしようということですが、事前調整型と言われていたのに企業再生支援機構の支援決定が延期になったとのことです。

企業再生支援機構ウィルコムを支援することには批判も多く、当初は出資も検討していた(今は融資を検討しているよう)ということで、何のために税金を使うのかを真剣に考えていただきたいものです。今は携帯電話も広く普及しているのでウィルコム1社なくなっても問題ないかもしれません。(PHS事業は今はウィルコムだけなので、病院など微弱電波の通信のために必要という意見もありますが、内線用途と病院外の受信用と別にすればよいと思います。)また財務内容が決して良くないソフトバンクが次世代PHS事業をやるために税金が投入されるというのはあってはならないことだと思います。支援を決定する際には、ウィルコムを税金で救済するのは何のためか?を説明してほしいですね。

とはいえ、私も昨年末にウィルコムの端末を契約したので無くなってしまうとちょっと困るのですが(^^;(残債を帳消しにしてくれるならいいですが(笑))

読売新聞は「ウィルコム支援、見送りも…支援機構」と見出しを打つなどまだ流動的なようです。
ウィルコム支援、見送りも…支援機構

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