日本通信、iPhone4向けmicroSIMカードを発表

先日、日本通信が事前アナウンスをしていたiPhone4向けのmicroSIMカードが正式に発表になりました。
【過去記事】ドコモでiPhone4が使えるってホント?!

ただし、事前予約者へのアナウンスを開始と言うことで実際にいつからユーザーの手元に届くのかはプレスリリースを見てもわかりません...。
発表されたのは「talking b-micro SIM」で月額6,260円(無料通話1050円分含む)という料金設定になっています。ちなみにmicroSIMではない「talking SIM」は3,960円(無料通話1050円分含む)となっています。
なんでこんなに違うのか、最初よくわからなかったのですが、どうも

テザリングに対応する(テザリング使用時はベストエフォート300kbps程度)

・その他のアプリケーションの通信は300kbps以上の速度を提供する

ということからのようです。テザリングとはiPhone4をパソコンのモデムとして利用することで、外出先でのノートパソコンを利用した通信が行えるというもので、ソフトバンク提供の純正(?)iPhone4では利用できないサービスです。その他のアプリについては「快適な速度を提供する」というよくわからない説明をしているようで、どのように利用帯域を調整されるのかわからない怖さがあります。
ちなみにデータ通信だけ(通話は不要)の場合は「b-microSIM」が提供される予定です。こちらは価格からしテザリングが無効なうえに300kbps以上の速度は出ないのでしょう。

(参考)b-microSIM価格

・1ヶ月:2980円
・半年:14900円
・1年:29800円

さて、話は戻って「talking b-micro SIM」ですが、この代金にはiPhone4の本体の価格は入っておらず、海外で販売されているSIMロックフリーのiPhone4を何らかの方法で入手しなければいけません。それを考えると、これを契約してメリットがあるのは

・自宅など利用したい場所がソフトバンクの圏外である

・大人の事情(?)などでソフトバンクと契約ができない

・速度は遅くてもいいからどうしてもテザリングが利用したい

に該当する人ぐらいしかメリットはないと思われます。それでなければソフトバンクでiPhone4を契約した方が安上がりですから。
今回の件を一般のマスコミがどう報道するのかわかりませんが、あくまで一般的なものではないということを認識しておいた方が良いと思います。

日本通信がiPhone 4向けmicro SIM発表
日本通信、ドコモ網でiPhone 4を快適に使えるマイクロSIMを発表