radikoの試験配信が延長に

8月末で試験配信を終える予定だったradikoですが、3ヶ月延長することを発表しました。もともとは試験終了後、実用化へ踏み切る予定だったと思いますが、radikoの発表としては乗り越えるべき課題がいくつかあるということで、もうしばらく時間が必要と言うことだそうです。

radikoはPCだけでなく、iPhoneAndroid端末にもアプリを提供していますが、特にAndroid向けアプリやAdobe Air向けのガジェットは不具合や操作性などの面でまだまだ満足できるレベルには達していないというのが1利用者としての実感です。

ネットを利用して放送波(ブロードキャストメディア)を届けるというのは何か違う気がしなくもないのですが、自宅内でAMやFMの電波が入らないからラジオを聞けないという人は多い実情を考えると、ネット普及によって新たな解が生まれたと言えるのではないかと思います。
ただし逆にいえば経済的基盤さえ整えばだれでもラジオ局のと同様な事業ができることを示すことになっているとも言えるのかもしれません。

3ヶ月延長と言うことは、3ヶ月以内には課題が解決して実用化放送に移行できるという意思の表れとも考えられるので、寒くなった頃には携帯電波の届くとこならどこでもラジオが聴けるという世界が本格的に広がるのではないかと期待しています。

radikoが試験配信を3カ月延長、「安定して聴けるようソフト改良」
radiko.jpの実用化試験配信を11月末まで延長