携帯電話の速度制限基準は?

携帯電話は限られた電波の資源を利用するため、一人の利用者がたくさん利用すると周りの利用者は通信速度が遅くなるなどの大きな影響を受けますし、ネットワーク全体が耐えられなくなる恐れがあります。そこで携帯各社は一定量以上利用した利用者に対して速度規制を行う対策をしています。今回そのガイドラインが一部変更されたのに合わせて、各社の速度規制情報が出ていました。

NTTドコモ

直近3日間で300万パケット(約366MB)を超え、通信状況が混雑している場合

au

前々月のパケット通信量が300万パケット(約366MB)を超えたユーザーについて、21時〜翌1時の間、「EZweb」の通信速度規制

Softbank

前々月のパケット通信量について、携帯電話では月間300万パケット(約366MB)、スマートフォンでは月間1000万パケット(約1.2GB)以上を利用したユーザーを対象に、通信速度を制限する場合があり

これを見るとドコモが一番余裕がありそうですね。例えばauでは2ヶ月前の利用状況が基準に達すると一ヶ月は速度規制対象になりますが、ドコモでは数日大人しくすれば速度規制対象からは外れます。このあたりはドコモのシステムがしっかり作られているから出来ることでしょう。
体感としてもiPhoneの通信速度は数百kbps程度しか出ないので、ソフトバンクは速度規制もいいですが、通信速度が出るように設備投資をしてもらいたいものです。

業界団体が帯域制御のガイドラインを改定