ソフトバンクのフォトビジョンとドコモのフォトパネルを比較してみる

ソフトバンクのフォトビジョンとドコモのフォトパネルをいくつかの視点から比較してみたいと思います。

【過去記事】 お便りフォトパネルはいくらで利用できるのか?
【過去記事】 実は・・・お便りフォトパネルも買ってました

製品

ドコモのフォトパネル02は9インチ、ソフトバンクのフォトビジョンHW001Sは7インチとドコモの方に分があります(ただし解像度はどちらも480×800)。ドコモは2GBのSDカードを付属していますがソフトバンクにはありません。製造元はどちらもHuaweiということで大きな差はないと考えていいでしょう。

PhotoVision SoftBank HW001S
ドコモ フォトパネル02

契約の縛り

ソフトバンクのフォトビジョンとドコモのフォトパネルの大きな違いは「縛りの有無」だと思います。基本的にソフトバンクのフォトビジョンは2年契約が基本となっています。つまり契約した時点490円×24カ月=11760円の支払はほぼ決定です。途中解約は9800円の違約金が必要です。また契約解除月に解約しないと、再度24カ月の自動契約となります。ドコモのフォトパネルは縛り契約はありません。ですので基本的にお試しから入りたい方はドコモの方が契約しやすいでしょう。

写真の受信

もともとeメールでの写真の受信も無料と発表していたのに、もうけが出ないのを恐れたのか最終仕様でeメール受信不可にした(参考:写メールを送れるフォトフレーム「HW001」、最終仕様が変わってたソフトバンクの『フォトビジョン』ですが、ドコモが積極的に販売を行い始めた今年1月から 「フォトビジョン Eメールサービス」というオプションを月額300円で提供し始めました。これはその名の通り、PCからのメールも含めて受信できるようにしたものです。これによりeメールでの写真の受信も可能になりました。ドコモはこのような制約はありません。
受信料金はソフトバンクが980円(キャンペーンで490円)+300円で受信し放題なのに対して、ドコモは980円+210円で1日2枚程度の受信でそれ以上は最高9765円+210円となるので、1日2枚程度の利用を超えるようであればドコモではなくソフトバンクを選ぶべきでしょう。ただドコモも発売以来ずっとキャンペーン中で現在は980円で受信し放題となっているので、このキャンペーンが終了する4月30日以降、ソフトバンクにどう対抗するのか注意したいものです)
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写真の送信

ドコモからの場合とくに注意することはありません。ソフトバンクの場合、「フォトビジョン Eメールサービス」に加入していない場合はeメールで送信できず、ソフトバンク携帯から携帯電話番号での送信のみ受信可能となっており、ホワイトプランに加入している場合でも送信は有料となっています(本来ここで稼ぐためのものなんですよね)。「フォトビジョン Eメールサービス」に加入している場合でも、『Eメールアドレスを宛先とした場合は、2010年6月末まで送信料無料』と7月からは有料化する意向です...。ということで携帯から送信する場合はそれなりにコストがかかることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

受信エリア

田舎のおじいちゃん・おばあちゃんに渡したら圏外だった、では困るので事前に調べた方がいいでしょう。都市部以外でのエリア状況はソフトバンクはまだまだ不安な点があります。

結論

1日2枚程度(月60枚程度)で収まると思えば、画面が大きく、受信可能なエリアが広く、いつでも解約可能で、料金面でもわかりやすいドコモを。もっとたくさん送りたい!という場合はソフトバンクを選択するのが今のところベストな選択な気がします。
通信機能が不要で、解約して普通にデジタル写真立てとして利用を考えているのであれば、あまりお勧めはできません。最近は1万円程度でも比較的画質の良いデジタルフォトフレームが出ていますし、使い勝手もそちらの方がSDカードを刺せば使えるなど簡単です。

どちらも0円で購入(?)可能という条件で考えています。契約事務手数料はドコモが3150円、ソフトバンクは2835円が必要です。また電話番号が付与されるので、ユニバーサルサービス料で8円(2010年3月現在)が必要です。