ラジオIPサイマル放送radiko.jp開始

ラジオを一番よく聞いていたのは、高校受験から大学受験までの受験勉強のお供に地元のAM局の番組を聴いていた時でしょうか。張り切り過ぎると「いすゞ歌うヘッドライト」まで聴いていたのを思い出します。

さて、そのラジオですが、近年聴取率が下がっているのが問題になっていました。結局これはCM媒体としての価値を下げてしまい、ラジオ局の存続問題にもつながりかねません。私も大学生になって以降は車に乗っている時ぐらいしか聞いてないですね。昨今の「車に興味のない若者」と言われている世代にはラジオの文化はほとんどないかもしれません。ケータイでもワンセグだけでなくラジオも、ということでauも一時期ラジオ搭載機種を増やしていましたが、最近はめっきりですね。一時はデジタルラジオの構想も広がっていましたが、これも周波数問題や投資効果などの面で進んでいないように見えます。
さてそのラジオもただ黙って廃れるのを待っているわけではありません。今日からインターネット同時再配信(サイマル放送)を開始しました。

http://radiko-dl.ssdl1.smartstream.ne.jp/radiko-dl/static/image/header_bnr_01.gif
radiko.jp

早速お昼頃に聞いてみましたが、ややとぎれとぎれになる場面もあり(バッファ少ないのかな?)、今後の改善に少し期待したいと思います。ただそれでも昨今の電波事情の悪さから、私の家ではFMはテレビアンテナに接続すればまだなんとかなりますが、AMは全く聞こえなかったので、大きな改善です。今回のradikoも表向きは難視聴対策です。そのため放送エリア以外の場所では聴くことはできません。このあたりは電波行政上仕方がない面もありますが、どこの曲でも自由に聴けたらいいのになぁ、というユーザーの視点で時代が変わっていくことを期待したいものです。

技術的な特徴としては、IPアドレスからそれがどの場所かを推定する技術(iPhone用のラジオ配信アプリをTOKYO FMが実施していますが、あれはGPS情報を利用していまいた)を用いている点、配信にAdobeFLASHを用いている点が挙げられます。後者については別の方式も考えているようです。確かにFLASHでは4月発売予定のiPadでは聴けませんからね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009VTDDA/papalog03-22/ref=nosim/
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